IE9ピン留め
 冬 至

 ふたたび

 夜の時間が少しずつ短くなってゆく

 まだまだ寒い日は続くものの

 幾分かは明るい気持ちになってゆく

 まもなくクリスマス

 心騒ぐひと時が過ぎれば

 太陽はまた温かみも連れて来るだろう

 もう心は春に走っている
# by grand-pp | 2010-12-22 20:23
 秋夜長

 秋の夜は長く

 朝5時はまだ夜中

 6時近くになってやっと明るさが出てくる

 生駒山の稜線の向こうが

 ほんのりと赤く染まりはじめ

 上空には月が薄明かりを放つ

 5時48分の生駒山遠謀
# by grand-pp | 2010-11-10 20:19
 朝の川面

 川面に映るビル

 小さな波が

 ビル影をゆらす

 時々響く

 魚の飛び跳ねる音

 川面に水紋が広がって

 ビル影が揺れる

 空が朝日でわずかに

 薄ピンクに染まっていた
# by grand-pp | 2010-10-09 11:20
 落果

 どんぐりの実

 やっと秋になったのに

 こんなにも落果した

 熊の好物と聞いているけど

 ここに熊はいない


 まもなく落ち葉で覆われて

 寒い冬を耐え

 春には新しい芽をだすのか

 それとも虫たちのご馳走か

 幾度もの雨や風を経て

 土に戻ってゆくのかな
# by grand-pp | 2010-10-08 18:35
 秋の朝

 毎日訪れる朝
 今日はどんな一日になるのだろう

 太陽と雲が織り成す
 抽象模様

 薄紅色から藤色に
 優しく染まる

 風が吹いて雲が動き
 雲間からもれ出る陽の光

 水面に映って
 さざ波の表情を変える
# by grand-pp | 2010-10-07 18:57
 夏の果て

 燃えすぎるほどに暑かった夏

 去り行く夏を惜しむように

 最後の炎を燃やしていた

 彼岸花の赤い色

 永々と生きてきた樹木の根元に

 コントラストが映えていた
# by grand-pp | 2010-10-05 08:35
 秋うらら

 燃えるような夏のあと 秋の気配を心待ちにした

 澄みきった空に 草や花を風が揺らして

 どこからか飛んで来たアキアカネが舞う

 そんな秋を想像していた


 季節は残酷にも豪雨で夏を終わり

 一気に冷たい秋となった


 季節は一進一退

 秋空の白い雲 お花畑の丘陵地は

 秋らしい一日となった
# by grand-pp | 2010-10-03 19:34
入道雲

 大阪と違って

 空が広い
 
 ありふれた入道雲も

 新鮮に見える

 雲さん

 世界で一番えらいのはあなたでしょう!

 そんなことを思いながら

 赤信号で止まって

 あわててカメラを探し

 急いでシャッターを押した
# by grand-pp | 2010-08-01 12:09
 土用干し

 シャー シャー シャー

 嵐のようなせみ時雨

 土用の熱い風が

 江の川沿いの木陰を抜けてゆく

 これから紫蘇色に染められる梅たち

 すっぱい香りが漂う

 記憶は中学生の頃へさかのぼる
# by grand-pp | 2010-07-30 08:17
 安息


 7時に家を出る

 7時38分に車中の人

 白髭山に向かう

 心はすでに頂上に飛ぶ

 なだらかな山道から急登の岩場

 それはそれは小さな稚児ユリ

 和みの心でカメラを向ける

 連続の登り道

 確実な足場を探して

 一歩一歩

 こんな軽装でも

 ちょっとした登山家気分

 頂上に着くと疲れが消える

 360度の視界

 ぐるりと囲む山並み

 その中心にいる自分に感激

 しばし放心のひと時
# by grand-pp | 2010-05-11 09:08


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